相手を傷つけてない?心理的原因を取り除き受け取り上手になろう!
こんにちは、中村です。
今回は、「受け取っちゃっていい」というお話になります。
あなたはお小遣いを受け取るときに遠慮してしまったことはありますか?
子供の時にもらうお年玉やお盆玉、毎月のお小遣い、
おじいちゃんおばあちゃんから不定期でもらえるお小遣いなどなど。
お小遣いをもらう時に申し訳ないな~、と感じてしまったことはありますか?
僕自身、お小遣いをもらう時に、ものすごく申し訳ないなと思っていました。
気持ちよく受け取ることができていなかったんです。
あまり裕福な家庭ではなかったので毎月のお小遣いがなかったのですが、
おばあちゃんがたまにこっそり3000円くらいお小遣いをくれていました。
ですが、その3000円も受け取れていなかったのです。
「いいよ、いいよ、2000円で」
といって自分からお小遣いの額を下げていたのです。
逆に、ウチの兄はお小遣いを気持ちよく受け取って喜んでいました。
クリスマスは毎年、コンビニでクリスマスケーキを予約して食べていました。
こんなに高いもの食べちゃっていいのかな~、と思っていました。
逆に、ウチの兄はそんなの気にせず、ガツガツケーキを食べまくってました。
大学生で一人暮らしをしていたとき、実家に帰省するたびに、
ウチの父がお寿司屋さんに連れていってくれました。
お寿司高いから、ラーメンでいいよ!と断っていました。
でも父は無理やりお寿司屋さんに連れていき、美味しいお寿司をご馳走してくれていました。
大学生のアルバイト時代や、会社員時代に、いつもご飯をおごってくれる先輩がいました。
僕はすごく申し訳ないなと思っていました。
一度、先輩がトイレに行っている間にお会計を済ませておいたことがありました。
その先輩は少し怒って、お会計のお金を無理やり渡し返してきました。
「そういうことはもっと出世してからにしなさい」と説得されたのです。
僕は受け取ることが本当に下手だったんです。
あなたは誰かに何かをもらったり、何かを手伝ってもらったりする時に、申し訳ない気持ちになることがありますか?
相手の好意を断ったり、申し訳ないと思うことを、美徳に感じたりカッコいいと自分を正当化してしまっていませんか?
それ、実はものすごく相手のことを傷つけています。
自分が誰かに何かをあげたり、何かを手伝う時のことを考えてみてほしいのですが、
相手が「え?いいの?ありがとう!!」と気持ちよく受け取ってくれたらこっちも気持ちいいし嬉しくなりますよね。
逆に相手が、「えー、いいよそんなの。悪いし。」と遠慮して受け取ろうとしなかったら、ちょっとモヤモヤすると思います。でもどうしても与えたいから、「いいからいいから」と半ば強引に渡したり手伝ったりするときもあると思います。
さっきの僕の受け取り下手の経験談を見てみてください。
お小遣いをあげたり、ご飯をご馳走するほうの立場になって想像してみてください。
断られたり、遠慮されたり、乗り気じゃないとわかった時にどんな気持ちになりますか?
与える喜びや嬉しさが半減してしまいますよね。
受け取り下手は与え下手で、相手を傷つけてしまうということです。
逆に考えると、気持ちよく受け取るということは、相手に与える喜びを与えているということになるのです。
受け取り上手は与え上手なんです。
何かしてあげた時に、相手が喜んでくれたり嬉しそうにしてくれたら与えた方もものすごく嬉しくなると思います。
だからあなたは受け取っちゃっていいんです。
受け取った方が相手に与えるメリットが多いんですから。
だからこれからは思いっきり喜んで気持ちよく受け取ってしまいましょう。
受け取っていいことはわかったけど、どうしても申し訳なく感じてしまう…
という問題があると思います。
それは根本的な原因を取り除くしかありません。
そしてその根本的な原因はあなた自身の自己評価にあるのです。
上手に受け取れないということは、
「自分は受け取るに値しない、自分は受け取るのに相応しくない」
という自己評価をしてしまっているのです。
だから何かをもらう時に、心の中で
「それをもらう価値は自分には無いな」
と思ってしまい、遠慮してしまったりするんです。
この原因を取り除いていかない限り、真の受け取り上手にはなれないのです。
そして同時に、自分には価値がないと思っているので、
「もっと頑張らなきゃ。もっと成長して、価値のある自分にならなきゃ」
という思いも常に持っていることになります。
だから実際に頑張りますし、頑張らないといけない状況を自分から引き寄せます。
ですが、うまく結果が出たとしても上には上がいるのでまた周りと比較してしまい、まだ自分は受け取るに相応しくない、自分には価値がないと思ってしまい、永遠にこのループから抜け出すことができないのです。
なので、あなた自身の自己評価から変えていく必要があります。
受け取ってもいいという許可を自分自身に出し続けるのです。
今現在の素のあなたにすでに価値があることを認め始めるのです。
具体的には、自分に言葉のシャワーを浴びせることです。
「君は受け取っていいんだよー」
「だって~~なんだからー」
「君は受け取っちゃっていいんだよー」
「だって~~なんだからー」
「君は今のままで十分価値があるんだよー」
「だって~~なんだからー」
というのを繰り返し行うことです。
ポイントは、あまり固い理由じゃなくていいということです。
「だって~~なんだからー」の「~~」は理由になっていなくてもいいんです。
「だって素晴らしいから」
「だって最高だから」
「だって生きているから」
とか理由にならないような理由でもなんでもいいんです。
自分を肯定する言葉のシャワーをかけ続けるということです。
ノートとペンを用意して、あなたが受け取るのにふさわしいリスト、というのを書いてみてもいいと思います。
最初は言葉のシャワーをかけても抵抗感があると思いますが、
徐々に肯定的な言葉を受け取れるようになってきます。
そして、自分の価値を認めることができるようになってきたあたりから、
実際に抵抗なく何かを受け取ることができるようになったり、
何かを受け取る場面が多くなったりします。
そして現実面で受け取れば受け取るほど、やっぱり自分にはその価値があるということを確信し、また自分の価値を強く認めることができます。
良いループに入ることができるのです。
1日の中で思いついた時に自分に言葉のシャワーをかけてあげましょう。
じわじわ心の中の変化を感じ取れるはずです。
応援しています。
PS:
より具体的な方法や、もっと深い心理に基づいた話が聞きたい場合は、
こちらの動画をご覧ください。
よりわかりやすくイメージしやすくなると思います。